医療法人平治会 ASKAレディースクリニック

孵化補助法(AHA)
胚盤胞まで発育した受精卵が着床の際に透明帯を破って外に出ることを孵化(ふか)と言います。良い受精卵でもこの孵化がうまくできなかった場合には着床することができません。このような「孵化障害」には、受精卵に起因するものと、透明帯に起因するものがあります。後者は透明帯の硬化が原因とされ、良好な受精卵を移植しても妊娠に至らない理由の一つと考えられています。うしたロスを防ぐため、胚の透明帯部分に切開を加えたり、完全に取り除いたりすることで胚の脱出を助ける技術が、孵化補助法(AHA:アシステッドハッチング)です。

当院におけるAHA適応
◆透明帯の硬化が予想される場合
1.
高年齢(37歳以上)の人
2.
凍結受精卵を融解胚移植する場合
3.
血中のFSH値が上昇している人

◆その他の適応
1.
良好胚を移植しても妊娠できない場合
2.
反復不成功例
3.
胚盤胞の凍結融解胚移植に際しての一卵性双胎の予防

AHAの種類
 1.機械的方法
マイクロピペットやレーザーを用いて透明帯に孔を開けたり、切開を加えたりする技術です。

透明帯切開法:透明帯に切開を加えて孔を開ける方法です。

 2.化学的方法
薬液を用いて透明帯に孔を開けたり、透明帯を溶解する技術です。

透明帯開孔法:透明帯の一部を溶解して孔を開ける方法です。
透明帯菲薄化法:透明帯の一部を菲薄化する方法です。
透明帯溶解法:透明帯をすべて溶解除去する方法です。

当院では、初期胚移植には透明帯切開法、胚盤胞移植には透明帯溶解法を行っております。


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