
| 排卵誘発剤について |
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| ◇クロミフェン(内服剤)商品名:クロミッド セロフェン |
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| 下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)とは卵巣に働きかけ、卵胞を育て排卵させる作用を持ちます。 クロミッドはこのFSHとLHの分泌を促すことで排卵作用を発揮する最もポピュラーな内服剤であり、一般不妊治療でも広く使用されています。 排卵作用はそれほど強くないためhMG製剤のように多数の卵胞は発育しませんが、40歳以上の方やhMG製剤が効かない低反応群の方にでも効果が期待されます。 副作用としては、卵巣のチクチクとした痛みやお腹の張り、時に頭痛などがありますが、卵巣過刺激症候群などの副作用は軽微です。またまた子宮内膜が薄くなることがあり、移植に適さない場合には、受精卵を凍結保存して新鮮胚移植を見合わせることがあります。 |
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| ◇hMG製剤とFSH製剤(注射剤) |
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| 閉経期の女性では卵巣機能の低下にともない下垂体からのFSHとLHの分泌が上昇し、尿中にも多く排泄されます。この尿からFSHとLH成分を抽出精製した製剤が「hMG(ヒト閉経期ゴナドトロピン)製剤」で、排卵誘発剤として以前より用いられています。hMG製剤には含有するFSHとLH成分の比率により、いくつかの種類があります。hMG製剤はこれらのうちLH成分を多く含むものの総称で、これに対してLH成分を含まないものを「FSH製剤」と呼びます。 一方、諸外国では10年ほど前から人の尿を原料とせず遺伝子組換えによって製造された「リコンビナントFSH製剤」が主流となっています。尿を原料としないため不純物を含まず、品質が安定しているのが特徴で、従来の薬剤に比べて卵子の質や妊娠率が向上したとの報告もなされています。これを受けて日本でも2005年に「フォリスチム」が製造認可されました。 ARTにおけるhMG製剤の使用法は月経開始後3〜5日目から投与を開始し、1日300〜150単位を7〜10日間連日使用します。 hMG製剤とFSH製剤にはそれぞれの特徴があります。これらの薬剤は一概にどれが良いとは言えませんが、治療を受ける人の体質や年齢に適した製剤が選ばれます。 hMG製剤とFSH製剤 価格比較(150単位あたり)
価格が高いから、効果が高いというものではありません。 どのような薬剤を使用するかは医師とご相談ください。 |
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| ◇hCG製剤(注射剤) |
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| 下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH)は卵胞を成熟させ排卵を促します。hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は妊卵や絨毛(胎盤)から分泌されるホルモンで、黄体刺激作用により黄体ホルモンの分泌を促し妊娠を維持します。市販されている妊娠検査薬は、尿中に分泌されたhCGを検出するものです。 現在LH製剤は実用化されておらず、その代わりとしてhCG製剤が使用されています。hCG製剤は、胎盤からhCGを抽出精製した製剤で、hMG製剤の様な排卵誘発剤ではありません。投与すれば卵胞の成熟を促し排卵させることから不妊治療に、また排卵後では黄体機能を維持することから黄体機能不全や切迫流産の治療に使用されます。GnRH製剤を併用したARTでの排卵誘発では下垂体よりFSHとLHの分泌が抑制されるため、採卵前に卵胞を成熟させるためにhCG製剤が必要です。 hCG製剤は通常、卵胞の成熟が確認された時点で5000〜10000単位を投与し(これを「hCGへの切り替え」と言います)、35〜37時間後に採卵を行います。 採卵は朝9〜10時からとなるため、hCGへの切り替えは、逆算して前々日の夜、21〜22時となります。hCGの注射は必ず指定された時間にお越し下さい。 |
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