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不妊不育治療センター 医療法人明日香会 ASKAレディースクリニック

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〒631-0001 奈良市北登美ヶ丘3-3-17

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二人目不妊

一人目が妊娠できたのに、どうして2人目が授からないのだろう??

第一子は自然にできたものの、第二子を授からない“二人目不妊”はご夫婦だけでなく我々にとっても不可思議な不妊です。一人を妊娠出産できたと言うことは、そのご夫婦の生殖機能に異常がないことがおおむね証明されたと考えてよいはずで、現にほとんどの夫婦では二人目以降も順調に妊娠できるものです。
一人目を自然に授かったご夫婦にとって不妊治療など夢にも思ってみないことであり、「そのうちにきっと妊娠できるはず」と誰もが信じて疑わないため、クリニックを受診するのは、たいてい出産後3年程経過してからのことになります。出産を経て数年の内にご夫婦の生殖機能に何らかの劇的な機能不全が起こることなどあるのでしょうか?

二人目が出来ない理由について検証してみましょう。
※二人目不妊の場合、不妊期間は出産後ではなく月経再開後から計算しますが、授乳中の期間は除いてください。

二人目不妊の特徴

1.一人目は結婚してすぐに自然妊娠している。
2.不妊症の基本検査を行っても大きな異常が見つからない。
3.不妊治療を開始してもすぐには妊娠に至らない。

二人目不妊の方を検査しても、やはり大きな異常が見つかることはまれです。
また自然に妊娠していれば受診されることもないため、自然に近い治療を開始してもすぐには妊娠に至りません。

二人目不妊の原因

1.排卵の状態
出産を経て年をとったとは言え、月経周期に乱れが生じることはあっても排卵自体がなくなることはありません。しかしこの排卵の「質」には変化が起こっている可能性はあります。加齢に伴う排卵すなわち卵子の質の低下は35歳を過ぎると早まり、40歳以降では深刻な問題となります。こうした卵巣機能の低下に加え、育児や生活様式の変化などの外的要因も生殖機能に何らかの影響を及ぼす可能性はあります。しかし実際には40歳を過ぎて自然妊娠する人も珍しくありませんし、また産後数年という短い期間で老化が一気に進行することもないと考えられるため、卵子の質の低下だけで二人目不妊を説明するには無理があります。

2.精子の状態
卵子との大きな違いは、精巣では細胞分裂により常に新しい精子が作られている点です。しかし卵子と同様に精子も加齢や外的要因による影響を受けています。男性には女性の閉経に相当するような大きな生殖機能の衰退がないため、何歳を境にして老化が進行するかといった明確な目安はありません。60歳を越えても子供に恵まれる人もおり、個体差が大きいと考えられます。外的要因については年々増加する仕事のストレスも避けられないものです。
しかし二人目不妊で受診されるご主人の精子を検査すると、その多くは正常範囲内に収まります。一人目を妊娠した時の精子の検査データがないため比較はできませんが、精子の数や質の低下も二人目不妊の原因とするのは難しそうです。

3.卵管の状態
卵管には輸送管としての働きの他に、排卵した卵子を卵管内に導く機能が備わっています。卵管の末端である卵管采はイソギンチャクのような構造になっており卵巣から排卵した卵子を捕まえますが、このピックアップ機構が働かないと卵子は卵管に誘導されず、精子と出会うことはできません。
クラミジア卵管炎や子宮内膜症、骨盤〜腹部の手術歴がある場合には卵管の癒着や閉塞などが起こりえますが、“ピックアップ障害”はそのような既往がない場合にも起こり得ます。原因の判明しないいわゆる“機能性不妊症(原因不明不妊症)”の一つの原因と考えられています。

4.性交渉
性交渉のタイミングは妊娠にとっては極めて重要ですが、子供のいるご夫婦が皆、厳密に排卵日を狙っていた訳ではないでしょう。排卵日はピンポイントですが、射精後の精子は数日間生きているため、実際には妊娠可能日は排卵をはさんで数日間あります。性交渉のタイミングに一日のズレも許されないほどヒトの生殖は精巧なものではありません。
とは言え、実際には産後の育児や生活環境の変化により性交渉の頻度は減少する一方です。こうした社会的不妊は二人目不妊の原因の一つと考えられます。

二人目不妊の原因についてお話ししましたが、すっきりとした回答にはなっていませんね。今のところ「もともと妊娠しにくい、つまり不妊治療が必要なケースであったが(第一子は)偶然に授かった」あるいは「出産後、何らかの理由で生殖機能が機能不全に陥った」と理解するしかないのでしょう。
確たる原因が判明しない以上、むやみに治療を推し進める訳にもゆきません。そのためタイミング法などの自然に近い方法からエントリーするのですが、育児をしながらの通院の苦労や第一子と年の差が開いてしまうことを懸念して、通常より早いステップアップを行うことが多くなります。

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