男性不妊専門外来のご案内
当院や他院で男性不妊の診断を受けた方を対象に、生殖医療専門医の資格を持つ泌尿器科医師による男性不妊専門外来を実施しています。ご夫婦でもご主人様だけでも来院していただけます。
診察日
毎月第1日曜日(例外あり)午前10時〜(完全予約制)
対象となる疾患
・乏精子症
・精子無力症
・膿精子症
・無精子症(閉塞性・非閉塞性)
・下垂体性造精機能障害
・クラインフェルター症候群
・精索静脈瘤
・性交障害 勃起障害(ED)射出障害
・ブライダルチェック
治療内容
内科的治療
内服薬
・漢方製剤および血行改善薬
・ED治療薬
・各種サプリメント
注射剤
・FSH/hMG製剤
・hCG製剤
外科的治療
顕微鏡下精巣内精子採取術
顕微鏡下内精静脈低位結紮術(精索静脈瘤手術)
※外科的治療は提携している交野病院(泌尿器科)にて行います。
男性不妊外来の予約の取り方
お電話での予約は、10:00〜16:00の間となります。
→ お電話(0742-51-7717)にて初診の予約方法をお問い合わせください。
検査料金
男性不妊(保険・自費) | 負担額合計 |
初診料(保険) 初診料(自費) |
850円 3,000円 |
精液検査(一部自費) | 4,090円 |
超音波検査 | 1,050円 |
血液検査(ホルモン) | 2,040円 |
染色体検査 | 9,550円 |
Y染色体微少欠失(自費) | 31,000円 |
※自費項目は消費税がかかります。
注意)検査に先立っては、3〜7日間の禁欲期間を持つようにしてください。
ブライダルチェック(自費) | セットA | セットB |
初診料 | 3,000円 | 3,000円 |
精液検査 | 5,500円 | 5,500円 |
性病検査(クラミジア、淋菌) | 5,600円 | |
超音波検査 | 2,500円 | |
合計(税別) | 16,600円 | 8,500円 |
※全額自費となり、消費税がかかります。
注意)検査に先立っては、3〜7日間の禁欲期間を持つようにしてください。
担当医師紹介
増田 裕(非常勤)
畷生会脳神経外科病院 泌尿器科部長
日本生殖学会認定 生殖医療専門医
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医、指導医
増田裕医師は、2001年から大阪医科大学泌尿器科不妊グループのリーダーとなり、2009年より非閉塞性無精子症の人を対象にmicro-TESE(マイクロテセ)」(顕微鏡下精巣内精子採取術)手術も行っている。2012年に生殖医療専門医を取得し、2016年より畷生会脳神経外科病院泌尿器科部長に就任。日本で45人しかいない生殖医療専門医と泌尿器科専門医の両方を持つ男性不妊治療のエキスパートです。
増田医師からのコメント
不妊カップルの半分は、男性にも原因があります。その原因には、勃起障害・射精障害などさまざまなものがあり、治療も多岐にわたります。性機能障害に関しては本人でも自覚できますが、造精機能障害は、精液検査を受けなければわかりません。生殖医療は飛躍的に進歩しています。早いうちに精液検査を受ければ治療が可能になるかもしれません。今まで奈良県では治療できなかった非閉塞性無精子症の人を対象にmicro-TESE(マイクロテセ)(顕微鏡下精巣内精子採取術)手術が可能となりました。クラインフェルター症候群の患者さんからも精子の採取を可能で、挙児可能です。また乏精子症・精子運動率低下の35%は精索静脈瘤が原因です。精索静脈瘤の手術を積極的にしています。男性不妊の診察は一度受診していただければ簡単な検査で診断がつきます。ぜひ受診してください。
男性不妊外来 問診票