タイミング法

自然排卵タイミング法

超音波検査や頸管粘液検査で予測した排卵日に合わせて性交渉を持つ方法です。排卵の時期には個人差、周期差がありますが卵胞のサイズで言えば自然周期では18mm〜23mmが成熟卵胞の大きさです。実際には子宮内膜の厚みや頸管粘液の状態から読み取る成熟兆候も参考にして予測を行います。
自然現象ですので予測がずれることも多いため、hCG製剤を注射して強制排卵をかける場合もありますが、基本は自然排卵を待ちます。

診察回数
自然排卵周期でのタイミング法では1周期当たりおよそ1〜3回の診察が必要となります。
月経周期が安定している方の場合、排卵のパターンがつかめれば、診察回数を減らすことが可能です。排卵日以降に行う排卵確認の診察は初回のみ実施しています。

月経周期が28日型の人の場合には、おおよそ以下のスケジュールとなります。
1回目(排卵前:月経の11〜12日頃):おおよその排卵日を予想します。
2回目(排卵直前:月経の14日前後):成熟卵胞が形成されていれば性交日を指導します。
3回目(排卵後):排卵を確認し子宮内膜の厚みを測定して着床に十分かどうかを調べます。

超音波検査による排卵の予測
超音波検査による排卵の予測 不妊不育治療センター 医療法人明日香会 ASKAレディースクリニック

排卵誘発剤を使用したタイミング法

排卵障害がある方、月経周期が定まらない方に対しては排卵誘発剤が有効です。自然排卵に問題が無い方の場合でも妊娠率の向上が期待できます。
代表的な排卵誘発剤であるクロミッドを使用した周期の排卵予測は簡単ではありません。
クロミッドには作用と副作用があるためこれを熟知して使用しないと、かえって妊娠しにくい状態を作り出すこともあります(詳細は“クロミッドについて”を参照)。
まず成熟兆候の判断は卵胞の大きさだけでなく子宮頸管粘液および子宮内膜厚からも推測します。単に卵胞が育っただけでは、適切な排卵時期とはいえません。クロミッド特有の子宮頸管粘液の減少が起こっている場合には、排卵時期を遅らせるなどの配慮が必要です。
また卵胞が育ってもクロミッドによるLHサージの抑制作用のため、いつまでも排卵が起こらずに過熟な状態になってしまうこともあります。そのため成熟兆候が見られたらhCG製剤の注射を行い適時排卵させるのが一般的です。

診察回数
1回目(月経時):超音波検査を行い、前月の遺残卵胞の有無を確認します。排卵誘発剤を処方し、おおよその排卵日を予想します。
2回目(排卵前):超音波検査を行い成熟卵胞が形成されていればhCG製剤を注射し、性交日を指導します。
3回目(排卵後):排卵を確認し子宮内膜の厚みを測定して着床に十分かどうかを調べます。

排卵誘発剤を使用し複数個の卵胞が育ったとしてもその全てが排卵するとは限りません。
残ってしまった卵胞の多くは自然消滅しますが、中には翌月にまで持ち越してしまうものもあります。こうした遺残卵胞がある場合は続けて誘発剤を服用することはできません。

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