成分名:クロミフェンクエン酸塩
作用
排卵を誘発したり促進したりします
服用方法
開始日:月経周期3〜5日目から2〜5日間服用
用法:1回½〜1錠 1日1回〜2回
服用時間指定:なし
注意事項
目のかすみがでたら自動車運転中止
気持ちが落ち込んだら服用中止検討
副作用
たまに〜よくみられる症状
頭痛、目のかすみ、眠気、吐き気、嘔吐、便秘、卵巣の腫れ、だるい感じ、服用中・服用後の腹痛、腹部膨満感、胃痛・下腹部のチクチクした感じ、気分の落ち込み、発疹、帯下の変化(増加、減少)、月経量の変化(増加、減少)、不正出血(茶オリ)、ほてり、ホットフラッシュ症状、月経期間の短縮、遺残卵胞
まれにみられる症状
多胎妊娠、卵巣過刺激症候群、肝機能障害
副作用が出たら
目のかすみ:服薬中止
頭痛:頭痛薬を服用してください
吐き気、嘔吐:飲めそうになければ服用中止
強い腹痛:鎮痛剤服用OK 我慢できない場合は服用中止(電話ください)
気分の落ち込み:つらい場合は服用中止
※副作用は、添付文書とPMDA資料を参考に、訴えのあるものについてのみ記載しております。
ASKAレディースクリニック
電話:0742-51-7717
時間外、休診日は、緊急回線(診察券に記載)にお電話ください。
FQA
- Q1
- 服用すると子宮内膜が薄くなりますか?
- A1
- 人によりますが、その傾向はあります。
あまり薄くなりすぎると着床に影響しますので、その場合は薬剤を中止するか変更を検討します。
影響は一時的なものなので服用を止めれば戻ります。 - Q2
- 服用すると子宮頸管粘液が減少しますか?
- A2
- 人によりますが、その傾向はあります。
あまり減少すると精液が子宮内に入れなくなりますので、その場合は薬剤を中止するか変更を検討します。
影響は一時的なものなので服用を止めれば戻ります。 - Q3
- 遺残卵胞(前周期の卵胞)が残るのですか?
- A3
- 人によりますが、残る事は少なくありません。
残った状態でクロミッドを服用すると遺残卵胞が排卵したり、月経周期が乱れたりすることがあります。
この影響は数周期続くことがあります。月経時には内診が必要です。 - Q4
- 多胎妊娠になるのですか?
- A4
- 卵胞が複数発育する場合もありますので、多胎妊娠の可能性はあります。
服用して妊娠された方の5%が多胎妊娠とされます。
そのため卵胞が多数発育した場合には治療をキャンセルすることがあります。 - Q5
- 腹痛はありますか?
- A5
- クロミッド服用周期では服用中のチクチクとした痛みや、排卵前、排卵時、排卵後に腹痛や腹満感を感じる時があります。
気になる痛みであれば鎮痛剤を服用しても構いません。 - Q6
- 月経の量に変化があります?
- A6
- 人によりますが、月経日数が変わります。
最初にまとまった量が出て、その後は急に少なくなったり、色が黒っぽくなったりしますが心配不要です。