HSG検査(子宮卵管造影検査)を受けられる方へ

子宮卵管造影検査について

卵管は精子や卵子が通過する管状の臓器です。
「排卵していれば卵管は通っている」と考えている方がおられますが、これは誤った理解です。
内腔が詰まっていたり、狭くなっていたりすると、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。
こうした卵管の異常の有無は、造影剤を使用した検査でしか調べることができません。
水を流すだけの通水検査では、左右のどちらかが閉塞しているのかまでは診断できません。

注意事項

  1. 検査前は絶食が必要です。
    検査の4時間前までは食事をしていただいて大丈夫です。
    それ以降は何も食べないようにお願いします。飲水(お水とお茶)はOKです。
  2. 予約枠に制限がありますので、月経開始後、速やかに予約をお取りください。
  3. 来院時間には遅れないよう時間厳守でお願いします。
    連絡なく遅れた場合、キャンセルとみなし中止させていただきます。
  4. 検査当日、受付にて「子宮卵管造影検査告知兼同意書」を提出してください。
    告知兼同意書を忘れた、または自筆の署名ではない場合は検査を受けることができません。
  5. 1か月以内に胃透視検査(バリウム)を受けられた方は検査ができません。
  6. 検査後、安静は不要です。
    検査当日は感染予防のためシャワーのみにしてください。
  7. 合併症にある症状が出たら、すぐに当院へお電話ください。
  8. 検査室にお子様は入室できません。お子様と二人での来院はご遠慮ください。

検査日・検査予約

検査は予約制です。
検査は予約制です。月経が開始したら、できるだけ早くWEBで予約をお取りください。
検査時期は“月経血が無くなってから、排卵前日まで”の期間となります。
“@”については医師から指定があります。

※排卵までの期間が短い人は、検査期間が短いため予約が取りにくくなります。
※予約枠がすでに一杯の場合、ご希望の日時にお取りできないことがあります。

来院時間と検査開始時間

検査開始時間の10分前には来院してください(時間厳守)
遅れた場合、キャンセルとみなされ検査は中止となりますのでご了承ください。

診療時間
10時00分
16時30分        

所要時間(来院から会計まで)

およそ1時間

費用

約5,000円〜7,000円
(造影剤の使用本数やレントゲンの撮影回数により料金は変わります)

造影剤と合併症について

HSG検査で使用されるヨード系造影剤には水性(イソビスト)と油性(リピオドール)がありますが、当院では主に、より痛みや副作用の少ない水性造影剤を使用しています。

① 検査の痛み

痛いと思われがちな検査ですが、実際に受けた方の感想は下記のスケール通りです。
検査後の痛みや鈍痛がしばらく続くことがありますが、痛みが日に日に増してくる場合にはご連絡ください。

受けた人のうち「痛くない〜少し痛い」が、7割です

② 出血

検査後には出血や茶色のオリモノが数日間続きますが、問題ありません。

③ 感染症

検査後にはまれに子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎を起こすことがあります。
発熱を伴って腹痛が増してくる場合にはご連絡ください。
検査後に処方される抗生剤は必ずお飲み下さい。
炎症が治まらない場合には入院や手術が必要となる場合があります。
とりわけ卵管水腫、子宮内膜症、クラミジア感染のある方は注意が必要です。

無症状でもクラミジア感染がある場合は、検査後に卵管炎、腹膜炎を起こす可能性があります。
心配な方は他院でクラミジアPCR検査を受けてください(当院では実施できません)。

④ ヨードアレルギー

造影剤に含まれるヨードによるアレルギー反応が起こる可能性があります。
極めてまれな重症例はアナフィラキシー(ヨードショック)ですが、当院での発症例はありません。
過去に受けたヨード系造影を用いた検査(CTなど)でアレルギーが出たことのある方は、当院でHSG検査が受けられません(他の病院での検査を検討します)。

  • 検査直後:嘔吐・気分不良・発赤・湿疹・かゆみ・呼吸困難・血圧低下・ショック
  • 数日後 :湿疹・かゆみ・顔のむくみ

極めてまれだが重篤な副作用:ショック・けいれん・脳梗塞や肺梗塞
検査後に全身に湿疹が出たり、顔やまぶた、唇が腫れるなどの症状があればすぐに連絡ください。

⑤ 母児への影響

造影剤に含まれるヨードが母体と胎児の甲状腺機能に影響する可能性があります。
甲状腺機能異常(バセドウ氏病・橋本病)で服薬中の方は、検査前に内科医師の許可を得てください。
油性造影剤(リピオドール)は、数ヶ月〜数年間、体内に残留します。
造影剤が体内に残留している期間に妊娠した場合、ヨード剤によって胎児や新生児の甲状腺機能が抑制されるという報告がありますが、その頻度は極めて低いものです(胎児/新生児一過性甲状腺機能低下症)。
なお当院で用いている水様性造影剤は排泄が早いためこうした影響はありません。

造影剤アレルギー・喘息・甲状腺疾患・てんかん発作のある方は医師と相談した上で検査を検討します。
喘息のある方は当日、吸入薬を持参してください。

子宮卵管造影検査の同意書

子宮卵管造影検査の同意書

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