プログラフカプセル1mg(免疫抑制剤)

成分名

タクロリムス

作用

  1. 着床障害の改善(当院)
  2. 習慣流産の治療(当院)

服用方法

  • 開始日:
    1. 排卵後、胚移植前から妊娠成立まで
    2. 妊娠後から指定された時期まで
  • 用法:1回1~3錠 1日1回(手指の「こわばり」症状が出た 場合には、「夕食後」に服用してください)
  • 服用時間指定:なし

注意事項

  • 感染症や肝炎キャリアの方は服用できません。
  • 生ワクチン禁止
  • 【以下の薬剤や食品とは併用しないでください】
    抗生剤(エリスロマイシン、クラリスロマイシン)
    エチニルエストラジオール、ブロモクリプチン
    胃薬(オメプラゾール)
    グレープフルーツ
    セントジョーンワート
  • 免疫疾患などの持病のある方は主治医と相談、生ワクチン禁止、セントジョーンズワート(サプリ)併用不可

副作用

重篤な副作用

腎不全、心疾患、中枢神経障害、脳血管障害、汎血球減少、重症薬疹、肝機能障害等

副作用は、添付文書とPMDA資料を参考に、訴えのあるものについてのみ記載しております。
ASKAレディースクリニック 
電話:0742-51-7717
時間外、休診日は、緊急回線(診察券に記載)にお電話ください。

FQA

Q1
副作用が心配です。
A1
不妊治療で用いる用量は臓器移植や免疫疾患に比べて少いですが注意は必要です。
とりわけ妊娠後に服用を続ける場合には有用性が上回る場合にのみ服用することになります。
Q2
風邪を引きやすくなるのでしょうか?
A2
可能性はありますので、注意してください。
Q3
マクロライド系抗生物質(クラリス)が処方されました。
A3
腎障害が起こる可能性がありますので、主治医と相談してください。

注意

着床障害、習慣流産に対するプログラフの使用は、有効性と安全性に関して科学的な根拠が確立された治療法ではありません。
妊娠時の服用については2018年に認可されましたが、有用性が上回る場合に処方されます。この場合においても母体および胎児への影響は分かっていないことを理解した上で服用してください。

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