バファリン配合錠81mg(消炎鎮痛剤)

成分名

アスピリン

作用

  • 不育症での抗血栓療法

服用方法

  • 開始日:妊娠後
  • 用法:1回1錠 1日1回
  • 服用時間指定:夕食後(空腹時を避ける)

注意事項

  • アスピリン喘息および胃潰瘍の方は服用できません。
  • 妊婦は有用性投与(臨月は服用不可)
  • 抜歯や流産手術など外科処置の前は服用できません。
  • 服用時は飲酒を避ける、消炎鎮痛剤との併用を避ける。

副作用

たまに~よくみられる症状

腹痛、吐き気、嘔吐、胃痛、下痢

まれにみられる症状

発疹、むくみ、体温低下、月経量の増加、鼻血

ごくまれにみられる症状

喘息、アナフィラキシー、重症薬疹(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症)、薬剤性肝障害、消化管出血、出血傾向、血小板減少、白血球減少、薬剤過敏症症候群

妊娠への影響

胎児腎機能障害による羊水過少

副作用が出たら

喘息症状(呼吸苦、呼吸困難、ヒューヒュー音):服用中止 すぐに救急要請

アナフィラキシー症状(呼吸苦、眼瞼浮腫、血圧低下、蕁麻疹):服薬中止 すぐに救急要請

重症薬疹:すぐに皮膚科受診

胃痛:胃薬併用可

副作用は添付文書とPMDA資料を参考に、訴えのあるものについてのみ記載しております。
ASKAレディースクリニック 
電話:0742-51-7717
時間外、休診日は緊急回線(診察券に記載)にお電話ください。

FQA

Q1
抜歯を予定しています。
A1
服薬終了後、最低7日間はあけてください。
Q2
呼吸が苦しいです。ヒューヒュー音がします。
A2
喘息発作が誘発されています。すぐに救急要請してください。
Q3
眼瞼がむくみます。顔が腫れてきました。
A3
アナフィラキシーです。すぐに救急要請してください。
Q4
蕁麻疹が出ています。
A4
薬疹です。皮膚科でご相談ください。
Q5
胃が弱いので胃薬と併用しても良いですか?
A5
問題ありません。むしろ併用してください。
Q6
クローン病・潰瘍性大腸炎があります。
A6
消化管出血に注意してください。主治医と相談してください。
Q7
昨晩、服用忘れました。
A7
1回程度なら問題ありません。

注意

習慣流産に対するアスピリン療法は有効性と安全性が確立された治療法ではありません。
妊娠時の服用については有用性が上回る場合に処方されます。
この場合においても母体および胎児への影響は分かっていないことを理解した上で服用してください。

ASKAレディースクリニック

奈良市北登美ヶ丘3-3-17

0742-51-7717

院長 中山 雅博(なかやま まさひろ)

  • 日本専門医機構認定 産婦人科専門医
  • 母体保護法指定医
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